12.SPECTACLE
P150号(162.1×227.3㎝)2019年
池田20世紀美術館での企画展のために描いた一作です。これまで描いたP150号の絵は、どれもヨコ構図の画面でしたが、この作品で初めてタテ構図を試してみました。大切にしたのは緊張感です。地平線の彼方に見えるロケットの打ち上げを尻目に、宇宙飛行士が真っ逆さまに落下しています。背景には人間の脳を思わせる原子雲が配され、ただならぬ悪夢の予感が漂っています。羊の群れは徐々に雲海と化し、この光景をただ眺めるだけです。
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