2. 巨匠たちのギャラリー
第1回「世界一有名な婦人」
第1回「美術の散歩道」で最初にスポットを当てるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた、泉谷画伯曰く「世界一有名な婦人」=《モナ・リザ》です。そして今回の内容には、多くの人が初めて出会うであろう、斬新な「モナ・リザ」も登場します!
第2回「L.H.O.O.Q(彼女はお尻が熱い)」
第2回に登場するのは「ヒゲを生やしたモナ・リザ」です。そのモナ・リザに「L.H.O.O.Q(彼女はお尻が熱い)」とタイトルをつけたマルセル・デュシャンとはどんな人物なのか?を追いながら、モナ・リザのヒゲに隠された秘密にも迫ります。
レオナルド・ダ・ヴィンチの呼び方も、今日から変えたくなるかもしれません。
第3回「レオナルドの謎」
レオナルド・ダ・ヴィンチと《モナ・リザ》最終回は、絵画と作家、それぞれにまつわる謎に焦点を当て、泉谷画伯独自の読み解きを披露していきます。フェルメールや伊藤若冲など、お馴染みの作家達も登場します。
第4回「北方ルネサンスのヤン」
イタリアを中心に、レオナルド・ダ・ヴィンチらとともに紹介されることが多いルネサンスですが、北方ルネサンスにもすごい作家がいる、という視点から新しい絵画鑑賞がスタートします。
《モナ・リザ》よりも約70年前に描かれた、ヤン・ヴァン・エイクの《アルノルフィニ夫妻像》の見所の一つ、細部の細密な描写もお見逃しなく。
第5回「西洋における風景の発見」
前回登場したヤンが兄弟で完成させた《ゲントの祭壇画》など、北方ルネサンスの画家たちによって描かれた、窓のある室内風景を鑑賞します。風や光を暗い室内にまねく、輝く明るい外の世界の景色への憧れに、風景画のルーツを読み解きます。
第6回「画中の風景が発する雰囲気について」
ベッリーニとその弟子ジョルジョーネの作品で開花した「画中の風景が発する雰囲気」としての風景の魅力を、作品の部分図と共に鑑賞します。
第7回「西洋で描かれた最初の風景画」
風景画のシリーズ最終回。物語的要素から離れ風景そのものとして描かれた ”純粋な風景画” を描いた最初の画家として、アルトドルファーの小品を鑑賞します。