こんにちは。管理人の ふぅ です♪
「美術の散歩道・第7回」をお届けします(^^)
今月は、西洋に風景画が誕生した経緯を辿るシリーズの3回目です。
第5回では、ヤンが兄弟で完成させた《ゲントの祭壇画》など、北方ルネサンスの画家たちによって描かれた窓のある室内風景を鑑賞する中で、風や光を暗い室内にまねく輝く明るい外の世界の景色への憧れに、風景画のルーツを読み解きました。
第6回では、ベッリーニとその弟子ジョルジョーネの作品で開花した「画中の風景が発する雰囲気」としての風景の魅力を、作品の部分図と共に鑑賞しました。
最終回は、これまで鑑賞してきた宗教画の物語的要素からも離れ、風景そのものとして描かれた ”純粋な風景画” を鑑賞します。
解説の中では、風景画という主題が誕生したことに対する、泉谷画伯の率直な想いが述べられていて、画家だからこそわかるのかもしれないその視点に、なるほどな、と思いました(^^)
ここで取り上げている、西洋の風景画=油彩画ですが、今回は水彩画も登場します。
油彩と水彩ではまた、風景画の誕生の経緯が違っているのも面白いと感じました。
西洋の風景が、風景画になるまでに、辿った物語の最終回です。
それでは、今月の「美術の散歩道」へどうぞ。
そして、引き続きお知らせがあります!
静岡の池田20世紀美術館で
泉谷画伯の大規模な展覧会が開催中です!
さらに、もう一つ展覧会のご案内です。

2019年11月20日(水)〜26日(火)まで、
横浜高島屋で個展、「画業50年 美しい驚き 泉谷淑夫展」が開催されます。
こちらの展覧会では、ホームページのトップに現れる
宇宙飛行士の大作「白昼夢」も展示されます。
ぜひ、ご来場ください。