こんにちは。管理人の ふぅ です♪
「美術の散歩道・第53回」をお届けします(^^)
今日から9月です。
今朝は、蝉の声もだいぶ小さく、遠くなってきたように感じます。
朝晩の涼しさに少しずつ秋の気配を感じているこの頃。
夏の暑さのピークを乗り越えたみなさんに、
今月も猫たちの愛らしい姿をお届けします(^^)
前回まで『猫のギャラリー』では、泉谷画伯の猫たちと、猫の絵をお届けしてきました。
今月からは、名画の中の猫というテーマで、
今も昔も、時代を超えて
多くの人に愛され続けている名画に描かれた猫の絵を紹介します。
日本画家の描いた柔らかいタッチの猫や、掛け軸や屏風に描かれた黒猫、
浮世絵に描かれた表情豊かな猫、他にも超有名な猫たちがたくさん登場します。
以前どこかで、テレビや本、教科書などで見た記憶があったり、
みなさんの好きなあの猫も登場するかもしれません。
今回は、日本画と浮世絵に描かれた猫を取り上げます。
江戸時代、幕末、明治、大正、昭和の時代に活躍した8人の画家によって描かれた猫たちです。
黒田稲皐(くろだとうこう)、歌川国芳(うたがわくによし)、月岡芳年(つきおかよしとし)、
竹内栖鳳(たけうちせいほう)、菱田春草(ひしだしゅんそう)、竹久夢二(たけひさゆめじ)、
フリッツ・カペラリ、速水御舟(はやみぎょしゅう)
とくに、日本画家たちの名前は苗字ではなく、
下の名前(号や雅号の場合も)で呼ばれることが多々あります。
今回の解説の中でも下の名前で登場する場面がたくさんあります。
読み方が少し難しい場合もありますが、
独特の響きが美しい名前は素敵ですね。
お気に入りの作家さんなど、ぜひ覚えて使ってみてください。
より通な感じに、より親しみを感じることができるかもしれません(^^)
これまで、ずっと油絵の猫の絵を見てきたので
日本画の柔らかい発色で描かれた猫や
カラフルで楽しい版画、浮世絵の猫たちは
とても新鮮に見えました。
また、江戸から昭和という時代をいくつも超えて
それぞれの猫を愛でながら感じたのは
猫の魅力に夢中になってしまう人の心は変わらないのだなぁということでした。
もう少し涼しくなってきたら、
お気に入りの猫の絵に逢いに行ってみるのもいいかもしれませんね。
※秋はちょうど、夢二の《黒船屋》の特別公開の時期ですね。
みなさんのお気に入りの猫の絵を、ぜひ、泉谷画伯にもお送りくださいね♪
それではさっそく、今月のギャラリーへどうぞ。
美術の散歩道 第53回『猫のギャラリー』名画の中の猫 〜日本画・浮世絵編 〜