こんにちは。管理人の ふぅ です♪
「美術の散歩道・第42回」をお届けします(^^)
今月は、9月に引き続き、未紹介の素晴らしい絵本たち・日本編2をお届けします。
一度見たら忘れられない、個性的でインパクトのあるビジュアルを楽しめる絵本たちを紹介します。
タイトルにもあるように、
日本人作家さん5人の、6冊の絵本が登場します。
今回、解説を読む前から既視感のある絵本が何冊かあって、
記憶違いかな、と一瞬、送られてきた絵本の画像を二度見してしまいました。
一度見ると忘れられないビジュアルが、記憶に鮮明に残っていたのでした。
美術の散歩道で絵本のシリーズがはじまってからというもの、
私は書店や図書館の絵本コーナーを見つけると、自然と足が向くようになりました。
また、絵本関連のテレビ番組があればチェックしたりするようになりました。
そんなわけで、私もNHKの「怖い絵本」を見た一人なのでした。
冒頭で感じた絵本への親しみの理由は、そこから来たものだったのでした。
今回登場する一冊『かえりみち』は、番組の中ではアニメーションになっていて
絵本の世界の主人公たちが動いていたのもとても印象的でよく覚えています。
子どもの頃、そういえば現実と想像の世界の境界線が曖昧な毎日がリアルな世界だったことを思い出しました。
『かえりみち』は、そんな自分だけの世界でドキドキ、ハラハラしていた子どものころの記憶を蘇らせてくれました。
大人になって絵本を見て改めて驚くのは、
そんな、自分の頭の中にだけあったようなファンタジーの世界が、
絵本の中にリアリティを持って描かれていることです。
この回では日本人の作家さんの絵本ということもあって、余計にそう感じたのかもしれません。
絵本に描かれたじっとりとした湿気を感じさせる肌感覚がまた、
日本人の私が強く反応してしまったところかもしれません。
今では、子どもの頃とは逆に、
絵本の中で出会った空想の世界が日常生活の中にふと登場したりして、
現実世界の見方を変えてくれることがあります。
目の前に広がる、なんの面白みのないあたりまえの風景の中に、
今まで気づかなかった小さな発見や、ささやかな美しさを見つけたとき
一瞬で絵本を眺めているときのように、ワクワクした気分が湧き上がってきます。
そんな時、心がどんどん満たされて、豊さが無限に広がっていきます。
生きている喜びを感じるのはこんな瞬間なのかもしれません♪
美術の散歩道、絵本シリーズの効果が、じわじわと効いてきているようです(^^)
それではさっそく、10月の美術の散歩道へどうぞ。
美術の散歩道 第42回「未紹介の素晴らしい絵本たち・日本編2」